3Dプリンター&Fusion360 シロカ食器洗い乾燥機用漏斗 改良版

以前シロカ食洗器用の漏斗を作成したのですが、サポートがついていた面が汚くなってしまったのと、積層面が割れてしまったのが気になり少し改良していきたいと思います。

*下の写真が作成した漏斗です。使う分には特に問題はないですが・・

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底面にサポートをつけていたのでかなり荒れています。

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ABSなので仕方ないような気もしますが、くびれているところが、割れてしまっています。

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これらの点を修正するために、1. 底面の足は削除、2.フィレットを大きくしてみます。

1.底面足削除

Fusion360などは作成の履歴が下のタイムラインに記録されているので、そこから簡単に設計変更することができます。

右クリックから削除したい項目を選んで削除を選択すればいいだけです。

 

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2.フィレット変更

こちらもタイムラインからフィーチャー編集でフィレットを5mm→10mmに変更します。

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3.プリンターで出力

3Dプリンターで出力します。

条件は前回と同じで、フィラメントもABSのままにしてみます。

3Dプリンター:Adventurer3

フィラメント:ABS(白)

 

出力結果が以下になります。

今回はサポート材をつけないで出力できたのでかなり滑らかになりました。

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やはり積層面の割れは今回も発生してしまっています。

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3Dプリンター側でヒーターの温度設定をするなど、改善する方法はありますが、

手っ取り早くPLAで再度出力してみます。

 

3Dプリンター:Adventurer3

フィラメント:PLA(赤)

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今回は表面もきれいに仕上がってくれました。

 

もしABSでプリントしていて割れや反りが激しく悩んでいる方がいれば、いったんPLAが使えないか試してみるのもいいかと思います。

ただし、PLAは固く後処理はしにくいのと、熱に弱いのでそういう用途には適さないです。