Logicool G810 ゲーミングキーボード分解&掃除
キーボードのタイプミスが増えたな、と思っていたのですが、
友人が私のパソコンを使った際に「このキーボード反応しないキーがあるよ」と一言。
改めてキーを打って調べてみました。例えば"c"と"d"を交互に打ってみると"cdccdcdccc"のように"d"のキーがたまに反応しなかったりしました。
他にも数か所反応しないキーがあることが分かりました。
1. カスタマーサポートに相談してみた
まずは、ロジクールのカスタマーサポートに相談してみることにしました。
すると、症状が分かる動画と保証書を送ってくれとのこと。
とりあえず先ほど書いたようにキーを打っている動画をメールに添付。
ですが、保証書を見ると、購入日は2016年3月。
そこから保証期間は2年間なのですでに保証期間外でした。
それでも修理くらいできないかとダメもとで保証書を添付して聞いてみたところ、保証期間外なのでどうしようもできないとのこと。
また、キーボードの掃除とドライバの更新をしたが特に症状は変わらず。
2.分解して掃除してみる
どうせ捨てるなら最後分解して掃除してみようということでチャレンジしてみました。
2-1.まずは元の写真を撮っておく
キーを外した時に元に戻せなくなるのでちゃんと撮っておきます。
2-2.キートップを丁寧に外す
専用のツールも売ってはいますが、今回はマイナスドライバーで一個一個外していきました。
Logicool G810のキートップの爪は下のように細いので、折れないようにまっすぐ外すようにします。
キートップをすべて外すと下のようになります。
この段階でも結構埃があったので綿棒等できれいにします。
この段階で治っていないかと、念のためキー入力をして確認したのですが改善せず。
ついでに外したキートップも油やほこりがついていたので中性洗剤できれいにしました。
2-3. 本体カバー取り外し
表面の埃を取っただけでは改善しなかったのでもう少し分解してみることに。
本体のカバーを外すためねじを外します。G810は下の写真の丸を付けた位置に全部で8個のねじがついていました。
滑り止めのゴムは両面テープで付いているだけなので簡単に取り外せます。
ただし中央のロゴマークが書いてあるものは接着剤等で付いているのか簡単にははがれず、カッターで穴をあけてねじを外しました。
*本体を分解するとメーカーによる修理や保証は受けられないと思われるので自己責任で実施してください。
カバーを外すとこんな感じになります。
ここも埃があったのでエアーダスター&綿棒できれいにしていきます。
引き続きねじを外して表のカバーを取っていきます。
表側はこんな感じ、あと掃除できそうなのが、基盤とキーボードの間くらいなのでそこにもエアーダスターをかけていきます。
ここでトラブルが一つ。。
基盤がぽっきり折れています。これは音量調整をするダイアルですがかなり細く、カバーを外すときに無理な力を加えたらしく折れてしまいました。
ただ、フレキシブルケーブルで接続されているので機能的には問題ありませんでした。
これ以上メンテナンスするとしたら、調子の悪いキーをはんだで外して新品などと交換ですが、予備パーツも持ち合わせてないのでここまでにします。
ちなみに基盤には対応するキーがそれぞれ書かれているので交換する時はそれを目安にしてください。下の写真で小さく"F","D","S"などと書かれているのが分かると思います。
3.元に戻す
後は分解したときとは逆に全部組み立てていきます。
洗ってよく乾かしたキートップも全部つけて、完成です。
ケーブルがちょっと抜けてしまっていますが、特に気にしないようにします。
さっそくパソコンにつなげて確認したところ、見事に治っていました。ただ、なぜ治ったかもあまり分からないので、すべての人が同様に回復するとは思えませんが、分解などをする際に是非参考にしてみてください。